【#PABAT2021】オススメBMS紹介

f:id:kudomu_shiro_I:20210322202913p:plain
毎年2-3月恒例、韓国発のBMSイベントシリーズ「PABAT!(PArty Be-music ArT!)」が今年も開催されました。
k-bms.com
今年はパンがテーマのようで、1~3位に入賞+作品参加者・インプレ参加者のうち抽選で運営よりパンが発送されるそうです(※韓国在住の方のみ)。
その作品数は一次・二次登録合わせて53作品。さらに、インプレ期間終了日付近の3/27か評価期間終了日である3/28に三次登録も受け付ける予定とのことで、作品数はさらに増えると見込めます。

今さらりと記述しましたが、インプレ期間終了日が3/28。そう、(記事編集時点では)評価期間があと一週間もないのです!!!!ヤバイ!!!!!!!!!!!!!

ということで、今回の記事はPABAT2021に登録されたBMSのうち、私が特にオススメしたいBMSをいくつかビャッと紹介したいと思います。とくに、まだPABAT2021を巡回できていない人に少しでも参考になってもらえれば幸いです。例の如く私の尖り気味な音楽趣味につき、あのBMSが紹介されてないやんけ!事案とか相次ぐとは思いますが、ご了承いただきたい。

Rigveda - Gymholax

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=8&order=reg&odtype=a

最初に紹介するこちらのBMSは、ガチガチの音作りにつき陶酔感を極限まで引き出したゴアトランスでございます。とくにベースの音作りが気持ちいいですね!
作者のGymholaxさんはBMS上では新人と見受けられますが、バラエティ豊か且つ高クオリティな譜面を同梱しているあたり、果たして本当に新人なのか?と疑ってしまうほどの用意周到さを見せています。

Blah Dha - saaa

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=9&order=reg&odtype=a
youtu.be
A-1 ClimaX 10thにて準優勝、BOFXVIにて個人スコア14/487+チーム優勝と、2020年から目覚ましい成績を出しているsaaaさんですが、どうやらBOFXVIを機にブレイクビーツ系統のジャンルも主軸に取り入れ始めたようです。そして今作もブレイクビーツ系統のジャンルの一つ「BREAKS」を制作されました。縦ノリ感が良いですね。
差分作者としての顔を持つsaaaさんによる高難易度7鍵譜面に加え、今回は初の試みとして5鍵も一つ同梱されています。
記事編集時点ではスコア順位1位!このままトップを突っ走ることはできるのか!?

Variegata - MINTi

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=11&order=reg&odtype=a
youtu.be
近年のPABATは韓国に留まらず、非常に多くの国からBMS作者が参加してきます。このBMSの作者であるMINTiさんはチリ出身。なんと南半球からの参加となります。
曲は非常に美麗なFuture garage、そして何より目を引くのが高クオリティなドット絵アニメーションBGA。ファンタジーな世界観をより引き立てています。これはもしかして一枚一枚手打ちで制作しているのでしょうか…?私のような素人には知られていない、もっと効率的な制作方法があるのかもしれませんが…

INSTANT_ADDICTION - Kamisys

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=21&order=reg&odtype=a
youtu.be
壮大なシンフォニックオーケストラを作風の主軸とするKamisysさんですが、実はハウスもお手の物(例:Spirits (Radio Mix) - Ana)。
そんなKamisysさんによる今作は、ハウスの中でも現代のクラブシーンでメインとなりつつ、BMSシーンではあまり見かけないTropical Houseとなっています。本場に通じるであろう本格的な音作り・ミックスに、YouTubeのハウスMix動画でありそうなBGAと、プレイしているこちらがパリピになってしまいそうな完成度となっています。

너를 잊었어 Forgot Ya - Sobrem

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=35&order=reg&odtype=a

前回のPABAT2020で優勝したSobremさんによる今作は、100%自身の声で構成されたビートボックス/アカペラとなっております。私が記憶している限り、BMSにおけるビートボックス/アカペラといえば、20年以上前に作られた「英傑 - チェキッ男」が先に挙げられますが、そのビートボックス/アカペラBMSの代表作も20年の時を隔てて変わる瞬間が今訪れているかもしれません。
さらに、譜面はなんとDPしかないという挑戦的な構成をしております。しかし、DPだけと言っても難易度帯は上から下まで多様に用意されているので、DP上級者はもちろん、DP初心者の方であっても(環境さえあれば)容易く触れることができるかもしれません。

whence - qfeileadh feat.kei_iwata

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=38&order=reg&odtype=a
youtu.be
先月の第三回BMS衆議院選にて内閣総理大臣に就任したばかりのqfeileadhさんによる最新作は、同氏によりPABAT2019に登録された過去作「whither」の続編作品となっております。whitherが90年代の5鍵を彷彿とさせるオールドスクールなテクノに対し、今作は時代を2000年代初期に進ませ、Y2K感溢れるサイバーな4つ打ちへとアップデートさせています。さらに、kei_iwataさんによるラップを加えることで、前作のしっとりした印象から一変、パワフルなものになりました。
BGA担当は偽名のようですが、文字列を色々変換させると正体がわかるかも…?

ロ - Hyparpax

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=21&num=47&order=reg&odtype=a

二次登録からも一つ紹介させていただきます。
第三回BMS衆議院選にてGlitch党を立党させるなど、ここ最近IDMを作風として取り入れているHyparpaxさんによる、インダストリアルなビートにdwarf名義を彷彿とさせる2000年代初期のVGM要素を織り交ぜた楽曲となっております。今大会一の異質かつ聴いてて気持ちがいい音作りではないでしょうか。
タイトルは記号の□?それともロ?口?




以上で私が個人的にオススメするBMSを計7つ紹介しました。上記のほかにもやりがいがある、クオリティの高い作品はまだまだあるので、会場を訪れて自身にとってお気に入りのBMSを見つけるのが良いでしょう。もちろん私が紹介したBMSも…。
そして複数回にわたって申し上げますが、インプレ期間は3/28までと、あと一週間も経たずに終了してしまうので、これからインプレ投下する予定の方は急ぎめで周回することを推奨します。