2020年 BMS・BGA制作振り返り (前編)

ctcさんが2020年の振り返りをしていました。
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俺もやりたい!!!

ということでやります。自分はBMSBGA両方やります。長くなりそうなので前後編に分けてやります。

ctcさん本人が(内容に対して公開が)遅いと言ってたので、もちろん便乗した自分も遅いことになる…。まぁなんでもいいか。

制作したBMSの数は7つ。今までのBMS制作活動において数/一年が最多だそうです。就活とか卒論とかあったのになんで?

BMS】conjunctiva - 空読無 白眼

http://starkey.ivory.ne.jp/bemusicwest/bmw2/detail/view/10/
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英語圏BMSシーンが面白すぎたので、楽しませてもらったお礼を込めてBe-Music West Ⅱに加担させていただきました。そのときに登録したのがこのBMSです。英語圏BMS作家が年々増えているそうなんで登録数は前回を上回るかな~と思ったんですが、登録数は前回より若干少なかったそうで。悲しみ。
イベント開催告知の頃から参加して~とは思っていたものの、丁度この頃Win7のサポートが終了するぞ!って話が来てたんで、登録一週間前にPCを買い替えることになりBMS制作スタートが遅れてしまいました。つまりこのBMSも一週間ぐらいで作ったことになります。一週間という短い期間+環境の移行云々もあってヒーヒーしてた思い出。
こんな状況なので、とりあえず突貫で作れそうなミニマルテクノチックな曲を作ることにしました。今思うと雰囲気に対してベースが陽気気味だなぁと反省。妥協に妥協を重ねていたからね。仕方ないね。さらに、こんなクッソ突貫なテクノなんかより良いテクノが3作品ぐらい登録されてたから、ちゃんとした作品で参加したかったという気持ちがより増したという。

ちなみにこのBMSなんですが、wosdergeさん作音楽×シューティングゲーム「TransZendPang」に移植されました。なんで?


たしかに前「自分の曲自由に使っていいよという人はリプください」という旨のツイートにリプ送ったけども、まさかこの曲が選ばれるとは夢にも思わず。

あと差分が作られていました。よくもまぁこんな物量とは程遠そうなBMSで差分作れたな…。
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BGA】JERK FESTIVAL - MITCH DOWNVELL

http://starkey.ivory.ne.jp/bemusicwest/bmw2/detail/view/1/
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同じくBe-Music West Ⅱ登録作品となります。こちらはPC買い替える前に作ったからそんなに苦労はしていない。
Hyparpaxさんが5鍵を意識した作品を作る偽名プロジェクトを始動したい、とのことで、そのスタートを飾る作品のBGAを担当することになりました。まさかこの「MITCH DOWNVELL」プロジェクトが英語圏BMS界隈の一大流行となるとは夢にも思わず。MITCH DOWNVELLの正体は誰かという議論でなぜか自分が候補に挙がったりしたり。なんでやねん。
タイトルにJERKとついていたので、肉をテーマにした構成にしてみました。インプレで飯テロ言われたのが良い思い出です。ちなみに、途中で出てくる手のレイヤー素材は自分の手です。

これを作ったあとHyparpaxさんから、もう一作品登録したいから連番BMPBGAの作り方教えてくれと言われたので、padieによる減色の仕方とかBmWhの使い方とかその他もろもろ教えたりしました。こうして伝達する連番BMPBGAの技術。今では氏の連番BMPBGA制作技術もピカイチです。
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BMS】Leucochloridium - 空読無 白眼

http://k-bms.com/party_pabat/party.jsp?board_num=20&num=47&order=reg&odtype=a
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一年間を開けて二度目の出場となるPABATに登録した作品です。2019年は色々あってモチベが一気に崩れたからね…(クッソ曖昧な言い方)。
タイトルの通り、寄生虫の一種「レウコクロリディウム(文献によってはロイコクロリディウムと呼ばれている)」を題材にしました。カタツムリの目に入ってうねうね動くアイツです。…と言っても曲作る時点では題材のクソも決めないタチだから、曲の雰囲気に合うであろうタイトルを後からつけただけなんですけども。寄生虫を題材にした作品は2017年制作の「Pseudacteon obtusus」以来ですね。どちらも寄生先の身体を操るという奇妙な能力の持ち主。今後も寄生虫を題材にした作品、寄生虫シリーズを作りたいですね。次は何にしようかな。クロスムシとか?
楽曲は某福井界隈(該当者3名)を彷彿とさせるレフトフィールドなものとなっています。丁度この頃「Vulpine - Throwing Snow」にドハマりしていたのもあって、その曲の影響がモロに出ていますな。

曲聴けばわかるけど、ほぼパクリじゃねーか!
こんな前衛的なものをEDM路線が強い印象があるPABATに出すとか気狂ってるんかって話ですけども(しかも会場サイトにかわいらしい女の子のイラスト実装されるし)、PABAT2018で変な曲で出場して3位取れたんでいけるんじゃね?とか当時の自分は謎の自信を抱いていました。が、結果は中くらい。展開が終始同じだったのが原因らしい。頭から尾まで同じループ使いまわしていたからね。仕方ないね。

BGA】Chilly (uet Remix) - C4 Remixed by uet

https://beatmaniauet.wixsite.com/kusekorebmspack2020
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私も参加させていただいている、癖譜面を愛する人が入るDiscord鯖「癖譜面同好会」にて計画が進んでいたパッケージ企画「癖BMSこれくしょんパッケージ」参加作品の一つのBGA担当をいたしました。サイト訪れればわかるけど、内輪ノリ感がつよい。背景の画像の半分ぐらい俺関係じゃねぇか。
癖譜面同好会ってなんぞや?という人はTwitterで検索したら入室アドレスが出てくるかもしれない…。

uetさんの作品のBGA担当をするのは今回で二度目となります。前回は「A-1に出れるかも!(登録期間数日前)」とか言ってたんで、悪ノリで一日でBGA作ったんですけども、今回はさすがに一日以上の時間取ってBGA制作しました。Hardtekはノリの良さとミニマルな構成につき意外とBGAが作りやすいんですよね。

原曲がChillyということで、雪とか氷とかをイメージしながら作っていました。しかし、あんなイージーリスニングな雰囲気のものがここまでダークに仕上がるとか、さすがuetさんですな。
さらに、前回のときと同様morphさんがBGI担当したBMSのリミックスということで、今回もmorphさんのBGIのキャラの二次創作をいたしました。
Chilly(uet Remix)のBGAで使った絵www.pixiv.net
模様のようなものでキャラを描くスタイル、やってる人滅多にいなさそうだから今後もこの路線で頑張っていきたい。

BMS】02(BMS Edit) - 空読無 白眼

https://sites.google.com/view/yuruyurubms/phase-10
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自分が主催のBMSパッケージ企画「ゆるゆる」に向けて制作した曲…というのは建前で、以前作った楽曲をBMS化しただけ、というのが実情です。今年はこんな感じでストックをBMS化して出す場面が多かったから、数/一年が最多になったんじゃないか?
りどみにも載せた通り、この曲は元々ジャンルシャッフルして2時間で曲作って競うという鬼のような大会をするDiscord鯖にて、得意ジャンルであるエレクトロニカを引いちゃって手癖で作ったものになります。まぁこのときは同じく得意傾向を引いたルゼさんに負けちゃったんだけども…(Hard NRGでした)。ちなみに、そのとき自曲につけたタイトルは「01」だったはずなんですけど、BMS化した際に記憶改変が行われたのか「02(BMS Edit)」に…あれぇ?

なお、このBMSを制作してから数か月後に、自分が動かないと大会が開かれない、この鯖自体動かないんじゃね?という好奇心が沸いてしまい、その勢いで鯖を抜けてしまいました。りどみにDiscord URL書いておいてなんてことしているんだ。一応その後鯖に参加している人にあれから誰か企画しているかどうか聞いてみたところ、誰も大会を開いていないそうです。ありゃりゃ。

eollさんかその他の有志によるGENRE-SHUFFLE 4の開催が待たれる。

BMS】soil from the ancient world - MITCH DOMUNVELL

https://venue.bmssearch.net/mutualfaith3/11
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合作限定BMSイベントMutual Faith 3(以下MF3)に出した、MITCH DOWNVELLことHyparpaxさんと合作したBMSです。
合作で曲を作ることに嫌気が差していた時期だったんで、MF3に出場する予定は元々無かったんですけど、ある日突然Hyparpaxさんから「MF3思ったより登録少ないから俺たちで何とかするぞ」と、ドラムだけ出来上がったプロジェクトを添えてDMが来たことがきっかけで参加することになりました。ちなみに送られてきたのが一次登録締め切り当日。「やべ~」とか思いつつ、なんかドラムの雰囲気に合いそうなストックプロジェクトがあったんで、それを良い感じに加工して完成させました。合作すれば一日でBMSできるんですね!(ほんまか?)。今後私と合作したい人はドラムか上物のパートだけ完成させて投げれば作るかもしれない。最初にパートナー組んで0からスタート、「ここのパートどっちがやります?」なんて気つかいまくるやり取りする、なんてのはごめんだぜ。
ちなみに結果は中の下くらい。5鍵ベリハ譜面1つしか同梱していないからね。仕方ないね。

ちなみに7鍵差分も作られているから、7鍵以外やれないという人はこっちをプレイしてみるといいんじゃないかな。これもベリハだけど。
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BMS】SEKIDO - DJ Eye

http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=35&event=132
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世界対抗BMSイベントWORLD WARに出した作品です。
元々本名義でネパールに登録してて、当時そこそこハマってたジャンルGorgeでも作ろうかなと思ってたんですが、情けないことに登録した後になって作れる自信が無くなってきまして、およそ3年ぶりとなるDJ Eye名義で急遽追加参加表明した次第です。ちなみに、なぜかこの行為がきっかけで「本名義で参加してないからエイリアンなんじゃねぇの」とか疑われたりしました。なんでやねん。

楽曲の方は、登録した地域ケニアの雰囲気を大いに表現したTRIBAL TECHNOとなっております。
インスピレーションとしては、BMSだと「v/er - off-beat」「すばらきしこのせかい - 麦コロッケ」、あとYouTubeでTRIBAL TECHNOと検索してヒットするmix動画も参考にしたりしました。とくにすばらきしこのせかいに関しては、曲聴けば「パクリやんけ!」と言われてもしょうがないほどには展開において影響受けまくってます。インプレですばらきしこのせかいについて記述あったときは大声出たけど。
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また、v/erのincluding techno carnival版やダークサンバランドで用いられている「ダダダダンッ!」と鳴る打楽器を使いたかったのですが、いかんせんなんて名前の打楽器が使われているのか知らないことにはサンプル素材を探しようがなく、そこでダークサンバランドで実際に用いられた音声ファイル名で調べようとフォルダを開いてみたところ、対象の音声ファイル名に「Tom」とつけられてて爆音X-FILEになったのは良い思い出です。
また、以前からずっと使いたかったDUB TECHNO特有のフィルターがかかったコードシンセを、今作においてやっと再現することに成功しまして、非常に満足しています。今後この音色作りは応用し続けていきたい。

で、気になるイベントでの成績なんですけど、なんと全体の個人スコアランキング6位、USH地帯では堂々の一位という好成績でした。やったー!今年の前半中くらいの順位続きで、今年は地味な活動になるかもな~とか思ってた矢先だったんで、喜びというより安心感が強かったです。
…これ自分で言っちゃうのもアレなんですけど、近年の7鍵譜面が主流として定着しているBMSイベントにおいて、5鍵譜面のみで6位という順位すごくないですか?数年ぶりの快挙かもしれませんよ!BMSプレイヤーの設定で7鍵以外表示されなくて跳ばされるなんて悲しいエピソードはもうネタにできませんよ!まぁ5鍵っつっても、隣接込みのどちらかというとEZ2DJ寄りの物量譜面だったんだけどさ。ルゼさんに本家34thmixって言い現わされましたもの。

Gorgeはいつ作んねん!って話なんですけど、まぁそのうち作れたらいいな~。
これはつい最近知ったんですけど、SDVXにGorgeを踏襲した楽曲が収録されてたそうなんですね。Gorgeもう音ゲーに進出していたのか!




後半に続く。