G2R2018 注目チーム紹介 (5) [R.I.P.]

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チーム概要

チーム名:R.I.P.
代表:eicateve
BMS制作メンバー:eicateve、O-SE、An
サポート:
BGABGI】TOHRU MiTSUHASHi、q/stol、psyche rhodes、hrchem
http://manbow.nothing.sh/event/page/g2r2018/teamlist18/kprof.cgi?idx=43

チーム名「R.I.P.(訳:安らかに眠れ)」、チームエンブレム・バナーに象徴として描かれているヒガンバナ、それらが結びつく言葉『死』――――――
このチームは「死」という壮絶且つ壮大なテーマに則り、三人のBMS作家たちが思い描く死生観をBMSという形態で表現することをコンセプトにしたチームです。
今チームのために選ばれたメンバーはストーリー演出において間違いない人材であると声を大にして紹介したいと思います。

BMS制作メンバー①:eicateve

eicateveさんは現在のBMS界隈のアンダーグラウンドシーンの中心的存在といっても過言ではないBMS作家です。その作風は陰鬱でジメジメとしつつ、時には暴力的になりつつも、美的な印象も平衡して感じられるものとなっています。デビュー当時はエレクトロニカやエクスペリメンタルといった音響系のジャンルを中心に制作していましたが、徐々にハードコアテクノやロックなどのジャンルを取り入れていき、自身固有のスタイルを築き上げてきました。その結果、BOFU2016に登録されたBMS「Luca」が個人戦スコア部門において25/605位という大記録を叩き出しました。
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その後もBOFU2017に一人チームとして出場したり、今年開催されたBMSイベント「vfpq competition #02」の主催をつとめる、今年開催されたクラブイベント「BM9820A」にDJとして出演など、様々な場面で活動を見せています。もうえいかメソッドなんて言わせない

BMS制作メンバー②:O-SE

eicateveさんが現在のBMS界隈のアンダーグラウンドシーンの中心的存在である一方、O-SEさんはBMS界隈の初期の頃のアンダーグラウンドシーンを築き上げてきたBMS作家です。
氏の作品の特徴は、退廃的な世界観にポップな要素を取り入れたもので、「スペクトラム」「シェルターキッズ」「幸せについて」などの名作を多く世に出しています。
BMSイベントでも多くのタイトルをとっており、BOF2006個人アベレージ部門にて「スペクトラム」で3/121位、「Hyper Remix 2」にて「CG [↑Cut, Gravity↓]」が優勝、「GOT TO BE REAL 2」にて「BUDDHA THE EGO SEARCH」が優勝、「BMSかんじドリル」個人アベレージ部門において「町」が優勝など、初期・中期・現在とどの時期においてもその高い実力は現役です。
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G2R2014においては「太陽の死後」というBMSを出しているあたり、今回の所属チームのコンセプトとその作風との相性はピッタリです。

これは余談となりますが、氏はかたわらで「seofireのテーマ?」「ファイバー婆」「テレビ」「デジタル山登り」といったいろんな意味で内容がひどいBMSをそれなりの頻度で出すことがありますが、まぁ今回はチームのコンセプト的にそういったものが出ることは無いでしょう!うん!
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BMS制作メンバー③:An

Anさんはストリングスやピアノなどの生音のメロディにブレイクビーツをのせたジャンル「アートコア」を主軸に、同人音楽界に旋風を巻き起こしたBMS作家です。
氏に影響されてアートコアを作り始めたDTMerも多いのではないでしょうか。
BOF2011にてBMS作家デビュー、そのときに登録した「TearVid」の順位は43/372位とデビュー戦としては高く、その後に出場したBOF2012においては登録作品「Xhroria」が23/393位とさらに順位を上げる成果を出しました。
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それ以後BMSを作成・公開することはなくなりましたが、SOUND VOLTEXに「LittleGameStar」、maimaiに「Axeria」など、AC音ゲーに楽曲を提供するという実績を果たしました。
2015年以後、DTM活動を休止する状態が続きましたが、今年の春に3年ぶりにソロアルバムをリリース。そして今年のG2R2018を期にBMS作家としても復活することでしょう。6年ぶりに氏の新作BMSをプレイできます…!
え?G2R2014・BOFU2015にも出てたんじゃないかって?Feryquitousさんは関係ないだろ!いい加減にしろ!

サポートメンバー

サポート陣も豪華なメンバーで構成されています。かつて「DRAGONLADY - Nankumo」「Quark - Hate vs Brilliance」「BABYLON - SHIKI」などのBGAに携わり上位に導いてきたTOHRU MiTSUHASHiさん。かつてはBMS作家の一人としてコンスタントにBMSを発表し続け、現在は「現実×CG」を武器にBGA作家となったq/stolさん。「まわりみち - tomo(+monotoon)」「ダイナモと白昼夢 - kju8+zen」など、独特な世界観をCGとして表現するpsyche rhodesさん。そして、「Shooting Silver Bullet - おみー」「Luca - eicateve」「Luna Express 3032 - Sakamiya」などのBGIで数々のBMSのヒロインキャラを作り上げてきたhrchem(茅瀬)さん。この豪華布陣で視覚的にも「死」を表現していくことでしょう。

登録BMS一言紹介

R.I.P. - eicateve x hrchem x TOHRU MiTSUHASHi

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http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=339&event=123
壮大なテーマを掲げた作品です。詳しくは会場コメントにて。

②下水鳴動して鼠一匹 - O-SE x q/stol

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http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=337&event=123
下水道に生息するネズミの壮絶なサバイバルを描いた作品となっています。

③詠訣へ連れる - An x psyche rhodes

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http://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=340&event=123
6年ぶりとなるBMSはこれまでの作品から約半分のBPMとなっています。しかし、その緻密なブレイクビーツはもちろん、アートな雰囲気も健在!